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電気床暖房の総合情報

電気床暖房とは(電気式床暖房)

電気床暖房とは、床下などに配置したニクロム線などの発熱体を電気により加熱することで、床材を暖めて、部屋を暖房する方法です。正確には非蓄熱式電気床暖房と言います。

発熱体を床下に設置し、その下に断熱材を組み込むことで熱効率を高めるものが多いようです。最近は、床材自体の内部に発熱体が組み込まれているものもあります。

電気式床暖房パネルの構造

温水式床暖房に比べて構造は簡単で、その分初期設置費用が安くなります。
一方で、熱効率は温水床暖房より低く、その分光熱費は高くなります。
電気床暖房は、狭い範囲に床暖房システムを導入する場合に適しています。

電気床暖房の長所

  • 頭寒足熱効果を得やすく、遠赤外線効果など体感的にも快適な暖房です。
  • 風に当たる不快感がありません。
  • 風を送らないので、埃を巻き上げません。
  • 空気を汚さないので、換気が少なくてすみます。
  • 燃焼装置があったとしても屋外なので、火災の危険性が少なくなります。
  • 温水式床暖房に比べて初期費用が安くなります。
  • 温水式床暖房と違い、基本的にメンテナンスは不要です。
  • 温水式床暖房と違い、7~15年で燃焼装置を全交換する必要がありません。

電気床暖房の短所

  • ファンヒーターやエアコンは勿論、温水式床暖房に比べても熱効率が悪く、ランニングコストが高くなります。
  • 床に長時間接していると、低温やけどの危険性があります。
  • 熱により床材が変質することがあります。
  • ファンヒーターやエアコンに比べて、部屋が暖まるまで時間がかかります。(この短所を補うためにエアコンと併用連動させるシステムがあります)
  • 暖められた床からの上昇気流が起きるので、塵などが漂うことがあります。

主なメーカー

  • 東京電力(TEPCO)
  • 関西電力
  • パナソニック
  • ダイキン
  • マックス(サンサニー/古河電工)
  • 三菱電線工業

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