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温水床暖房の総合情報

温水床暖房とは(温水式床暖房)

温水床暖房とは、床下に配管をして、その中を屋外で加熱した温水を通すことで床を暖めて暖房する方法です。熱源はガス、灯油、重油そしてヒートポンプなどがあります。

温水式床暖房パネルの構造

 

最近は、給湯システムと床暖房を組み合わせたものがあります。ヒートポンプであるエコキュートと組み合わせたものや、省エネガス給湯システムであるエコジョーズと組み合わせたものなどです。

電気床暖房に比べて、システムは複雑になり工事も大掛かりになるため、その分、初期費用は高くなります。

一方で、電気床暖房に比較して、熱効率が良く、その分ランニングコストが安くなります。温水式床暖房は広い部屋や複数の部屋の暖房に適しています。

温水床暖房の長所

  • 頭寒足熱効果を得やすく、遠赤外線効果など体感的にも快適な暖房です。
  • 風に当たる不快感がありません。
  • 風を送らないので、埃を巻き上げません。
  • 空気を汚さないので、換気が少なくてすみます。
  • 燃焼装置があったとしても屋外なので、火災の危険性が少なくなります。
  • 電気式床暖房に比較して熱効率が良く、光熱費が安くなります。

温水床暖房の短所

  • ストーブやヒーターと比べて、光熱費が高くなりがちです。
  • ストーブやヒーターは勿論、電気式床暖房に比べても設備が大掛かりで、初期設備費用が高くなります。
  • 床に長時間接していると、低温やけどの危険性があります。
  • 熱により床材が変質することがあります。
  • ファンヒーターやエアコンに比べて、部屋が暖まるまで時間がかかります。(この短所を補うためにエアコンと併用連動させるシステムがあります)
  • 暖められた床からの上昇気流が起きるので、塵などが漂うことがあります。
  • プロパンガスや灯油・重油式の場合、燃料の補給が必要になります。
  • 電気式では必要無い、定期メンテナンスが必要です。
  • ガスや灯油のボイラーは7~10年で全交換が必要です。ヒートポンプでは10~15年で全交換が必要です。

主なメーカー

  • 大阪ガス
  • 東京ガス
  • ノーリツ
  • 東京電力
  • 三菱電機
  • パナソニック
  • ダイキン
  • マックス(サンサニー/古河電工)